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韓国のコールバンタクシー
韓国には、「コールバン」と呼ばれる、重い荷物や大きな荷物を運ぶための専用車両があります。この車両の料金体系は、通常のタクシー(①~③)とは異なり、乗客との合意に基づいて決まります。一部の「コールバン」は、ジャンボタクシー(大型タクシー)の外観に似せて、車両に「タクシー」や「VAN TAXI」といった文字を記載したり、タクシー用の料金メーターや屋根に表示灯を設置することがあります(通常、コールバンには料金メーターは設置されていません)

ジャンボタクシーとコールバンタクシーの違い
乗客が「ジャンボタクシー」と「コールバン」を間違えて乗車し、その後法外な料金を請求される事例も報告されています(例: 約2キロで33万ウォン、約2万3千円)。「ジャンボタクシー」と「コールバン」を区別するには、車両に「JUMBO TAXI」と書かれているかどうか確認し、乗車後はダッシュボードに掲示された運転手の身分証明書が実際の運転手と一致しているかを確認することが重要です。
※詳細は韓国観光公社の公式サイトを参照してください。
韓国観光公社ホームページ(タクシー関連):
http://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/TR/TR_JA_5_6.jsp
- また、「コールバン」の中には、扉に「日本語(可能)」や「自動ドア」などと書かれていることがあり、日本人観光客をターゲットにして営業している場合も多いです。乗車前には、必ず確認することが必要です。
- 夜間や暗い場所では、一目で見分けるのが難しいこともありますので、
- 信頼できるタクシー会社がある場合は事前予約を検討するのも一つの方法です。
- 客引きをしている運転手には注意し、定められたタクシー乗り場や明るく人通りの多い場所からタクシーに乗るようにしましょう。
韓国のタクシーの種類



違法タクシーに関する注意点
韓国では、一見正規のタクシーに見える車両が、実際には違法営業を行っているケースが報告されています。これらには、偽の運転手が営業するタクシーや、レンタカーを使用した「自家用コールタクシー(白タク)」と呼ばれるものも含まれています。
違法タクシーを避けるためのポイント
- ナンバープレートの確認
乗車前に、ナンバープレート上部の2桁の番号が30番台(一般タクシーは30~39番)であることを確認してください。 - 車両外観に注意
違法タクシーの中には、正規のタクシーに似せたデザインの車両もあります。しかし、車体に「TAXI」や「택시」と記載されていない場合がありますので注意してください。 - 身分証明書の確認
乗車後は、ダッシュボード上に掲示されている運転手の身分証明書が、運転している人物と一致しているかを確認してください。
違法タクシーに乗るリスク
違法タクシーに乗車すると、法外な料金を請求されるだけでなく、事故が発生した場合でも何の補償も受けられない可能性があります。これを防ぐため、日頃から正規のタクシーを利用する習慣をつけることが重要です。
万が一違法タクシーに乗車した場合
もしも違法タクシーに乗ってしまった場合は、焦らずに対処しましょう。できるだけ早く人通りの多い場所で下車し、不当な料金を請求された場合は、車両番号を記録して警察に相談してください。

韓国・ソウルでタクシートラブルが起きたときの対処法
タクシートラブルが発生した場合、まずは人通りの多い安全な場所で速やかに降車しましょう。無理に争うことは避け、冷静に対処することが重要です。その後、以下の窓口に相談してください:
警察への連絡
韓国警察(112番)に通報しましょう。
観光苦情申告センター
韓国観光公社が運営する観光苦情申告センター(1330番、日本語対応可)でも相談が可能です。
連絡の際には、車のナンバーや領収書など、トラブルを証明できる情報を用意しておくとスムーズです。
トラブル全般に対応する外国人専用窓口
タクシーに限らず、旅行中のさまざまなトラブルに対応してくれる外国人専用窓口も利用できます。この窓口は年中無休で、9:00~22:00の間に相談可能です。
ソウル市外からの電話
02-120にダイヤルしてください。
日本からの連絡
国際電話番号+82-2-120または+82-2-731-2120にかけると、相談員につながります。
トラブル時には、落ち着いてこれらの窓口を活用することで、スムーズな解決を図ることができます。