ソウルのど真ん中、プラザホテル。
出張も兼ねて、少し贅沢な宿を取っていた。
その夜、エスコートアガシとの待ち合わせをしていたのだが…
ロビーを出た瞬間、異様な空気に包まれた。
遠くから怒号と太鼓の音。
そう、ちょうどその日は、尹大統領の弾劾裁判に関連した市民デモの日だったのだ。
「やばいな……」
そう思った瞬間、携帯が鳴った。
「オッパ?もうすぐ着きます。ちょっと道が混んでるけど、心配しないでくださいね」
流暢な日本語に、少しだけ安心する。
待つこと10分、彼女が小走りでやってきた。
彼女の名前はユミン
黒のキャップにマスク姿、それでも隠しきれない美人オーラ。
「オッパ、ここ危ないから、明洞で食事しましょう!」
ユミンに手を引かれるまま、プラザホテルのプクチャンドンのある裏通りへと抜けた。
細い路地を歩きながら、彼女が笑いながら言う。
「韓国、こういう日もあるんですよ。でも大丈夫、私慣れてますから」
ちょっとしたスリルと、彼女の頼もしさに、妙にドキドキしている自分がいた。
初対面なのに、まるで昔から知っている恋人みたいだった。
その夜、二人で静かなレストランに逃げ込んで、
誰もいない窓際席で、ワインを飲みながら過ごした。
「オッパ、今日ドキドキしたでしょ?」
彼女が笑ったその瞬間、
ホテルの外で響いていた怒号も太鼓も、もうどうでもよくなっていた。
そして夜通しの彼女とのエンジョイ💘
ユミンのお陰で本当にスリル満点の韓国だった😁