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韓国の「姦通罪」って、なに?
昔の韓国には、結婚してる人が浮気(不倫)すると犯罪になる「姦通罪(かんつうざい)」がありました。
だから韓国ドラマで、証拠写真を撮ったり、現場に踏み込んだりみたいな“ガチの修羅場”が起きやすかったわけです。日本だと警察が不倫現場に突入するのは基本あり得ませんよね。
いつまであったの?
韓国では、2015年2月26日までありました。
「つい最近まで存在してた」ってのが凄いですよね。
どうして韓国だけ残ってたの?
ざっくり言うと、昔の韓国社会は
- 家族を守るべき(結婚制度は絶対)
- 女性が経済的に弱い立場になりやすい
みたいな空気が強くて、浮気で人生が壊れる人が出ないように、法律で止めようという考えがあったんです。
しかも韓国の特徴は、妻側も夫や相手を訴えられる点でした。
(「女性の権利」っぽく見えるけど、裏には“女性が不利な社会だから法律で守る必要があった”という背景もある、という話です。)
歴史を超ざっくり言うと
- 1905年:大韓帝国時代に姦通罪が登場
- 1912年:日本統治下で日本の刑法ルールが適用(当時は女性側が主に対象)
- 日本は戦後に男女平等の流れで廃止
- 韓国はその後も維持して、1953年に「男女どっちも処罰」にして残し続けた
→ それが62年間続いたという流れです。
なんで消えたの?
1990年代以降、韓国社会が変わっていきました。
- 経済が豊かになった
- 個人の自由の考えが強くなった
- 女性の社会進出・自立が増えた
そうなると、
「家庭を守るために犯罪にするべき」 VS 「恋愛の自由・プライバシーを守るべき」
このケンカが表に出て、憲法裁判で何度も争われました。
最初は「合憲(OK)」が多かったけど、年々「違憲(ダメ)」が増え、
最後の2015年に違憲が多数になって、姦通罪は廃止されました。
消えたら、どうなるの?
姦通罪が消えて、もう刑務所行きみたいな「刑事罰」はなくなりました。
でも、だからといって不倫がOKになったわけじゃありません。
- 道徳的に責められる可能性は残る
- 離婚や慰謝料などの**民事(お金・家庭の争い)**は普通にあり得る
つまり、国が罰してくれないぶん、
本人が“自己責任”で全部背負う時代になった、という見方です。

