ミアリテキサスは、1968年にソウル市内の他の性売買地域が再開発で閉鎖されたことにより、性販売女性たちが移動して形成されました。1980年代の経済好況と夜間通行禁止の解除により、清凉里588、千戸洞テキサスとともに、ソウルの三大私娼街として発展しました。2000年頃には、約360の店舗で3,000人の女性が働いていたと推定されています。

1997年のアジア通貨危機以降、性売買特別法の施行や取り締まりの強化により、ミアリテキサスは衰退の一途をたどりました。2009年には都市環境整備区域に指定され、再開発の圧力が高まりました。2025年4月16日には、最後の住民2人が強制退去させられ、地域の完全な撤去が進行中です。
まだ数件は細々と運営しているようですが、現在、ミアリテキサスの跡地には最高47階建てのアパート約2,200戸が建設される予定です。しかし、長年この地域で働いてきた女性たちは、生活の場と生計手段を失い、移住対策を求めてソウル市城北区庁前で抗議活動を行っています。一部の女性は、他の職業への転職が難しく、生活再建の支援が必要とされています。
私は個人的にはちょっと衛生的な部分で潔癖なので、一度も行った事はありませんが、下記のような地域にまだ残っていますので経験として行かれてみるのも面白いと思います。
- 彌阿里(ミアリテキサス)
- 永登浦(ヨンドンポ)
- 済州島(ヨンジュコル)
- 玩月洞(ワノルドン)